古典

読書の効用

マキヤヴェッリは『君主論』の中でこう述べている。 頭を使っての訓練に関しては、君主は歴史書に親しみ、読書をとおして、英傑のしとげた行いを、考察することが肝心である。戦争に際して、彼らがどういう指揮をしたかを知り、勝ち負けの原因がどこにあった…

称賛と叱責

マキャベリは「君主論」の中でこう述べている。 要するに、悪しき行為は一気にやってしまわねばらないのだ。そうすれば、それを人々が味わわねばならない期間も短くなり、それによって生ずる憎悪も少なくてすむからである。 とはいえ、恩恵は、人々に長くそ…

説得

マキャベリは「政略論」の中でこう述べている。 民衆の賛同を得るには、どの方法だと容易で、どの方法だと困難かということを、ここでは考えてみたい。容易なのは次の方法である。 つまり、彼らに向かって、こうやればトクで、反対にこうやれば損になると、…